たいようこう本舗日記

PV EXPO 2012 施工展レポート

2012年2月29日からの3日間、東京ビックサイトで開催されました『PV EXPO 2012』へ行って参りました。
私たちは開催日最後の3月2日に行ったのですが、本当に沢山の人が集まっていました。
営業の酒井は「太陽電池展」へ、工事担当の宮澤と私は「施工展」をまわりました。
今回は施工展のレポートをさせていただきます。
まずは、弊社もお取引がございます横浜環境デザインのブース。
日本PVプランナー育成協会会員の会社名が掲示されていました。
もちろん「唐木電設」の社名も記載されておりましたよ!
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↓こちらの基礎は、マンションでの設置などの参考に。
FRPという軽量で非常に耐候性などに優れた素材です。
FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略で、Fiber=繊維、Reinforced=強化された、Plastics=プラスチックのことです。
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↓こちらの商品は早川ゴム(株)の太陽光モジュールの基礎です。
屋上の防水層と簡単に一体化でき、完全防水が可能です。
従来のコンクリート基礎に比べ最大約75%も軽量、また安価に施工ができます。
完全防水とは、基礎にかぶせるサンタックIBシート(ハット)を、既存もしくは新設した防水シートに溶癒着させ完全に一体化させることで実現します。(防水シートがなくても施工可能です)
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軽量の基礎は建物躯体に対しての負担が軽減されるので、いいですね。
(株)イング「たかみ君サーモ」は太陽電池モジュールの「温度」を屋根に登らずに調査する商品です。
-20℃~100℃までの温度を調査することができ、モジュールの異常であるヒートスポット(発熱)を発見することができます。
また、サーモカメラでなくネットワークカメラで、屋根に登らず点検する「たかみ君4」という商品もありました。どちらも専用のパソコンでデータ管理ができます。
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↓同じく(株)イングのソーラー工事専用工具。
すぐにでも欲しがっていた宮澤。
残念ながら6月発売とのこと。
こちらの工具は、瓦屋根の施工にとっても便利な工具です。
通常瓦屋根の施工時は、瓦金具や支持瓦を設置するためにいったん、瓦を外す作業がありますが、瓦を外すときの作業がとても簡単に、スピーディーに、安全に、確実にできます。
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ソプレイソーラー(株)の「甍ソーラーシステム」は瓦屋根でも穴を開けずに設置ができるシステムです。
このシステムは特許技術で専用設計されたソーラー瓦で施工します。
かわにはあらかじめ金具を取り付けられる加工がしてあり、瓦の縦寸法が同じサイズのモジュールを簡単に取り付けられるようです。
10年間の雨漏り保証と、モジュール出力は25年の長期保証です。
専用のソーラー瓦ですので、新築向けですね。
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↓適度な採光もあるカーポートは、強化ガラスにセルを挟み込んでいます。
太陽電池で発電した電力をバッテリーに充電し、夜間照明として使用するシステムです。余剰電力はインバーターを通して100V電源として使用が可能。
電気自動車専用のカーポートにしたら目を引きますね!
見上げた時、細部の金具もメタリックでおしゃれでしたよ!
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↓太陽光発電の展示会の中、唯一「風力発電機」を発見しました。
(株)OTOGINOの「ウィンドフォース」。
こちらの商品はDIYキットとして販売しており、自分で組み立てなければなりません。
一番大きいもので1500Wの発電ですので、携帯の充電やテレビの視聴などに利用できますね。
環境保全の教育にもよいのでは?
値段は希望小売価格で、385,000円です。
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↓最後に私たちが足を運んだのはメディアモバイル(株)のブース。
iPadをしようした提案ツールです。
ありがたいことにお問い合わせが大変増えてきている中、「とりあえず、どのぐらいで設置できる?」というザックリとした設置価格を教えてほしいというお客様が多くいらっしゃいます。
そういったお問い合わせにもすぐに対応できるよう、こういったツールを積極的に取り入れることで、お客様にもストレスをかけることなく、スピーディーなご提案ができることと思います。
営業の酒井が実際に使ってみると、5分程度でお見積り(簡易)ができるほどスピーディー!
これはいい!と思いました。
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弊社は取扱メーカーが現在11社です。カタログを持ち歩くのも大変ですがiPadを使用すれば、さっとカタログの必要な部分をお見せすることができますので、いいですね。
上記以外に私が気になったのは、ソーラーパネルの防汚加工です。
モジュールを設置する前に酸化チタンで表面加工するという(株)サンテックの「ティオスカイコート」。
モジュールのガラスに付着した汚れ(油分・ほこり・チリなど)が光触媒効果により分解除去され、長期間きれいな基盤が保たれ、可視光線を十分に透過し、高発電・NOメンテの精度の高いソーラーパネルが維持存続するという事です。
発電量の低下を気にされる方もいらっしゃいますので、こういったサービスもいいかなと思います。
別の会社さんですが、逆に汚れたパネルをお掃除するというサービスもありました。
この7月から施行される「全量買取制度」は非住宅設置のシステムにおいて、発電した電力すべてを高単価で売却できる制度です。
この制度の詳細はまだ未決で、5月に公表されるのではとされています。
可決されれば、いよいよ産業用太陽光発電システムの普及拡大の追い風となるのではないでしょうか?
弊社としましても、ますますの技術向上・提案力強化・安全施工を目指していく所存です。
今回の PV EXPO 2012 で得た情報を無駄にすることなく、お客様にとって有益なご提案のできる工事店でありたいと思うのでした。
ありがとうございました。

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