たいようこう本舗日記
7.32015
個人の家でも電力会社が自由に選べるようになるって本当?
電力会社1社しか選択肢がない現状では、言われるまま電気代が上がっていきます。
しかし、複数の電力会社から選べるようになると企業間で競争が起き、料金が下がったり、付加サービスが受けられるようになります。そんな状況が2016年にやってきます。
ざっくり知っておきたい「電力小売自由化」ってなに?
『うちは関係ない・・・』いいえ!家庭に大きくかかわる電気の事です!
ご家庭に合った電力メニューが自由に選べるようになる状況が2016年4月にやってきます。現在多くの方が「従量電灯」という使用量に応じた料金契約になっていますが、これからは時間帯によって電気の値段が変わっていきます。当たり前に払っている電気代が安くなるチャンスが来るわけです!
そもそも国が、なぜ電力小売り自由化をするかというと、その理由は大きく分けて3つあります。流れに沿って説明すると・・・
2015年 地域を超えて電気をやりとりできるようになります
現在、電力の需給は地域ごとに行われていますが、今後は地域を超えて電気を融通できるようになります。そうすると、万が一の災害時でも停電が起こりにくくなります。
電力の安定供給
2016年 一般のご家庭も電力会社を選べるようになります!
今まで電気事業者は、一般家庭に自由に電気を販売できませんでした。今後は、全てのご家庭・企業が電力会社や料金メニューを自由に選べるようになります。
電気料金の抑制
2018年~2020年 各事業者が送配電ネットワークを公平に使えるようになります!
発電した電気を送り届けるのに欠かせないのが送配電ネットワークです。もし新規参入した事業者が送配電網を使えなければ、商売ができません。そこで、電力会社の送配電部門が別会社になり、公平に利用できるようになります。
ビジネス機会の拡大
まとめ
つまり、災害が起こっても電気が安定して使え、電気料金の値上げを防ぎ、新たなビジネスが生まれることで日本の景気アップ!ということです。一般家庭には2016年になると、大手電力会社以外の会社が様々な電力メニューやサービスを売り込んでくるでしょう。昔、電話会社は選べませんでしたが、今は自由に会社が選ぶことができますよね。そんな状態が電気にも起こるわけです。単に電気代が安くなるだけでなく、付加サービスにも期待したいところですね。