たいようこう本舗日記
3.132015
蓄電池の賢い使い方
蓄電池の賢い使い方
蓄電池の機能
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停電時自動電力切り替え装置
停電時により電力会社からの電力供給が途切れた場合にも、一定時間停電することなく電力を供給し続ける機能のこと。
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宅内配電接続
蓄電池の種類によって電気工事を行い、宅内のコンセントに電力を供給できるタイプと、工事は必要ないが、蓄電池本体のコンセントに差さなければならないタイプの2タイプがある。
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充放電コントロールシステム
貯める・使うを時間帯に合わせて自動的に切り替えてくれるシステム。この機能がついていない蓄電池は、コンセント付きの大きな電池のようなものである。
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リチウム OR 鉛
蓄電池は、私用している素材によって特徴が異なる。現在発売されているものの多くは、リチウムを素材としたものと、鉛を素材にしたものの2種類がメインである。エネルギー密度に関してはリチウムが高いので省スペースにて設置が可能となる。
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太陽光発電への接続
太陽光発電装置で発生させた電気を蓄電池に貯めるには、太陽光発電装置との接続が可能かどうか確認する必要がある。
蓄電池のモード設定
蓄電池の充放電の制御は、専用のリモコンからのモード設定で、簡単に行うことができます。
各メーカー・機種によって、様々なモードがあります。
たとえば京セラの蓄電池(TypeA)を見てみると、
【京セラ TypeA】
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太陽光売電優先モード
太陽光発電システムの運転スタートと同時に、蓄電池から放電を開始。日中の消費電力を蓄電池でカバーすることで、売電量を大きくアップするモードです。
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太陽光充電モード
太陽光発電の電気で蓄電池を充電し、夜間電力をまかなうことで、購入電力量ゼロを目指せます。
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ピークカットモード
電力会社からの購入電力量の上限を設定でき、超過分を蓄電池からの電力供給で補うモードです。
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深夜電力活用モード
安い深夜電力で充電し、昼間の電気をまかなうことで、電気料金を節約できます。
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強制充電モード
マニュアル操作(手動)によって、強制的に充電を行うモードです。
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強制放電モード
マニュアル操作(手動)によって、強制的に放電を行うモードです。
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残量設定
蓄電池内に残しておきたい電力量を設定できます。万一の停電時に備えることができます。※残量設定は共通の機能になります。
という6つのモードがあります。
ユーザーが求める機能を、リモコンからの操作だけで簡単に設定することができます。
押上効果・ダブル発電
太陽光発電で創った電気を自宅で使わずに、蓄電池の電気を使用することで売電量が増えることを「押し上げ効果」といいます。
蓄電池の機種によっては、押し上げ効果の選択の有無が異なります。選択できるのは、京セラ・東芝・NEC等です。
停電時の放電
家庭用蓄電池には、停電時に自動的に放電する機能があります。
そのためには、停電時に使いたい灯かり・家電・電子機器を選択しておき、蓄電池を設置するときに、それらの配線に蓄電池をつなぎこむ必要があります。
このとき選んだ機器・配線が、「特定負荷」と呼ばれる方式です。
これに対し、そのような選択を行わないものを「一般負荷」方式といいます。